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安全資産に売り 利下げ期待が支え

2019.9.10 金

金価格続落 リスクオン相場で

2019.9.10 gold

金価格は火曜日、続落。

NY金先物は、日本時間11時43分、前日終値より14.3ドル安い、1496.8ドルとなっている。

リスクオンムードが市場に広がり、安全資産とされる国債や金の売りが続いているとみられる。

一方、来週のFOMCでさらなる利下げが決定されるとの見通しが、金価格を支えているようだ。

安全資産に売り 利下げ期待が支え

中国人民銀行が6日に預金準備率を引き下げると発表したことや、パウエルFRB議長の「FRBは、適切な行動を続ける」との発言を受け、市場では経済の先行きに楽観的な見方が広がったようだ。

各国の中銀による金融刺激策への期待などから、安全資産の金や国債が売られ、株価などリスク資産に資金が流入したようだ。

金価格は5日の取引から3営業日連続で下落。また米国10年債利回りは9日、前日比5.57%高い1.650まで上昇した。

TDセキュリティーズのバート・メレク氏は「今、金の買い越し幅は相当大きくなっており、ある程度の利確や新規売りの増加は驚くことではない。先走っていた分を引き上げただけだ」と指摘。

CFTCのデータでは、3日時点でのNY金先物の投機筋買い越し幅は、今年初めて30万枚を超えていた。

一方、NY連銀が9日発表した、8月の月次調査では、米消費者のインフレ期待が低下し、職業の安定について悲観的な見方が強まっていることが明らかになった。

また、12日発表の8月の米消費者物価指数は、前月比で低下すると予想されている。

インフレ率の低下は、FRBの追加利下げを後押しする可能性がある。そして利下げは、金価格にとって強材料となり得る。

さらに、USグローバル・インベスターズのマイケル・マトセク氏は「各国のマイナス金利が、金価格を大きく上昇させる要因となり得る」と指摘している。

足元はリスクオンに傾いているが、米中貿易摩擦やブレグジットなど、先行きが不透明な環境は続いている。予防措置的な利下げも含め、金価格に一定のサポートがある状況が続きそうだ。


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