先物の極み 週間レポート<原油>

先物の極み 週間レポート<原油>

原油先物市場 概況(2019年9月2日~6日)

weekly oil 2019.9.9

WTI原油先物は6日、前週比1.42ドル(2.58%)高い、56.52ドルで取引を終えた。

1日に米中が追加関税を発動したことを受け、週初めは弱気ではじまったものの、週後半は反転し、 原油価格は2週連続で上昇となった。

5日に米中閣僚級会議が10月初めに行われると発表されたことで、原油価格を下押ししていた景気減速懸念が後退。原油価格反転の要因となったとみられる。

また、月曜日が米祝日(レイバーデイ)だったため、1日遅れで発表されたEIAの週間原油在庫統計で、米原油在庫が前週比約480万バレル減少したことも、原油価格の支えとなったようだ。

米原油在庫の減少は3週連続となり、OPEC+による協調減産の影響が、ようやく米原油在庫にも及び はじめたとの見方もある。

us stock 2019.9.9

今週の原油価格見通し

パウエルFRB議長は6日「FRBには米経済を支えるための手段をとる義務があり、我々はそれをし続けるだろう」と発言。7月に続き、9月17・18日のFOMCで利下げが決定されるとの見方が広がっている。利下げにより、景気が下支えされるとの期待が広がれば、原油価格にもプラス材料となりそうだ。

一方、金曜日発表された8月の米非農業部門雇用者数は、前月比13万人増と市場予想に届かなかった。景気減速懸念が再燃し、原油価格の弱材料となる可能性がある。

今週も引き続き、世界景気の先行きには注目する必要がある。一方で、イランの動きなど、産油国の 多い中東地域の地政学リスクや供給途絶懸念にも注意した方がよさそうだ。

weekly oil 2019.9.9②

週足チャートを見ると価格レンジが狭くなってきており、そろそろ大きく動き出すタイミングが来てもおかしくない。今後の目安としては57.7ドルを上回れば上へ、53.43ドルを下回れば下へ動く可能性が高まりそうだ。

注目の経済指標(9月9日~13日)

* 9月10日(火) API米週間原油在庫統計

* 9月11日(水) EIA米週間石油統計、OPEC 9月月報

* 9月12日(木) IEA石油市場レポート(OMR)、ECB金融政策会合

* 9月13日(金) ベイカー・ヒューズ社 米オイルリグ稼働数 、 CFTC 原油先物 週間投機筋ポジション


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