市場はリスクオンへ? 残る先行き不安

市場はリスクオンへ? 残る先行き不安

金価格やや下げ 前日の急落後

2019.9.6 gold

金価格は金曜日、小幅に下落している。

NY金先物は、日本時間11時52分、前週終値より1.5ドル安い、1524.0ドルとなっている。

米中協議の進展期待が、安全資産の米国債や金の売りにつながったようだ。

また、予想以上に堅調な米経済データも、市場がリスクオンに傾いた要因になったとみられる。

市場はリスクオンへ? 残る先行き不安

米中協議の進展期待に加え、8月のISM非製造業景気指数やADP米雇用者数の増加が予想を上回ったことなどが、株式相場を押し上げたようだ。

BMOの金属取引責任者である、タイ・ウォン氏は「金市場はISMやADPの米経済データの奇襲を受けた格好だ。国債利回りの上昇も、金価格低下につながったようだ」と述べている。

米中両国が5日、閣僚級協議を10月初めにワシントンで開くことで合意したと伝わり、長期化する米中貿易戦争の緊張緩和期待が広がった。

TDセキュリティーズの商品ストラテジスト、ダニエル・ガリ氏は「市場がリスクオンに傾き金や国債が売られたようだ」と述べている。

米国10年債利回りは5日、前日比でおよそ6.3%上昇。景気減速懸念が後退したことで、長期債を中心に利回りの上昇がみられた。

米労働省が6日発表する8月の非農業部門雇用統計にも注目が集まる。市場の予想では、およそ15万人の増加が見込まれている。

予想を上回る結果になれば、金市場や国際市場からはさらに資金が流出する可能性もある。

ただ、BMOのウォン氏は「決定的な貿易問題の解決がなければ、国債市場は強気を維持するだろうし、金相場も調整は入るだろうが、概ねポジティブな状況が続きそうだ」と述べている。

先行きの不安が払しょくされない限り、金価格は底堅い動きとなりそうだ。


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