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世界経済の減速 原油相場は弱気へ?

2019.9.3 原油

原油価格続落 米中問題激化で

2019.9.3 oil

原油価格は火曜日、続落。

WTI原油先物は、日本時間11時31分、前日終値より28セント安い、54.82ドルとなっている。

米中が追加関税を発動したことで景気後退懸念が強まり、原油価格の下落につながったとみられる。

一方、先週の米リグ稼働数は2週連続減少となり、米産油量の増加の勢いも失われつつあるようだ。

世界経済の減速 原油相場は弱気へ?

米国は1日、中国製品への制裁関税「第4弾」を発動。中国も米国産原油などに対し報復関税を発動し、貿易戦争の激化が懸念されている。

トランプ米大統領はツイッターで、今月の米中協議は予定通り行う、と発言。また、追加関税の目的は中国への依存度を下げることであるとし、米企業に取引先を中国以外に代えるよう求めた。

BNPパリバのハリー・チリンギリアン氏は「トランプ氏が米中協議の進展に言及しても、市場の反応は薄くなってきており、目下の注目は各国中央銀行の緩和政策に集まっているようだ」と指摘。

米中貿易戦争の影響で輸出が伸び悩む韓国では、2019年後半の経済成長率が下方修正された。

また、アルゼンチンの資本規制導入やデフォルト危機を受け、新興市場リスクも意識されたようだ。

マッケナ・マクロのストラテジスト、グレッグ・マッケナ氏は「世界景気の減速見通しは、原油価格の弱材料だ。大幅な原油在庫減だけが、原油安を回避する材料となるだろう」と述べている。

一方、先週金曜日に米エネルギー省が発表した8月の米リグ稼働数は、9か月連続で減少し、2018年1月以来の低水準となった。また、6月の米産油量は2か月連続で減少していたことも分かった。

また、ベイカー・ヒューズ社による先週の米リグ稼働数は、前週比12基減と、2週連続で大幅に減少。原油安の影響もあるとみられるが、米増産の勢いは衰えてきているようだ。

ただ、OPECの8月の産油量は今年初めて増加に転じたとも伝えられており、引き続き需給の状況に注意する必要がありそうだ。


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