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追加関税発動 政治的混乱も

2019.9.2 金

金価格高止まり 先行き不透明感強く

2019.9.2 gold

金価格は月曜日、ほぼ横ばい。

NY金先物は、日本時間13時45分、前週終値より5.8ドル高い、1535.2ドルとなっている。

米中双方が追加関税を発動したことで、米中貿易戦争の一層の激化が懸念されているようだ。

世界景気の後退懸念に加え、英国や香港の政治的混乱も、金需要を支えているとみられる。

追加関税発動 政治的混乱も

米国は1日、靴やスマートウォッチ、液晶テレビなどを含む中国製品に対し、15%の関税を発動した。

これに対し中国は、即座に米国産原油などに対する報復関税を発動。

関税の影響を懸念し、8月の米ミシガン大学消費者信頼感指数は、前月比8.6ポイント低下。低下幅は2012年12月以降で最大となり、2016年10月以来の低水準となっている。

今月は米中通商協議が予定されているものの、貿易戦争の激化から景気後退懸念が強まり、安全資産の金需要を押し上げたようだ。

一方、米中以外でも、先行きの不確実性が高まっているようだ。

ボリス・ジョンソン英首相は10月31日の英国のEU離脱期限を前に、英議会を1ヶ月近く閉会することを決定。合意なき離脱の可能性が高まったとみられる。

英議会では、合意なき離脱を避けるための法案を今週中に可決させようとする動きもあるが、先行きの不安は強まっているようだ。

また、政府への抗議活動が続く香港では1日、デモ隊が香港空港の入り口付近を封鎖。2日には大規模なストが予定されており、事態の収束は見通せない状況が続いている。

各国政治・経済の先行き不透明感は強く、個別の好転材料が出てきても、金価格は高止まりしている。根本的な解決がなされない限り、金が強い状況は続きそうだ。


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遠藤 結香

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