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米ハリケーン接近 原油価格を押し上げるか

2019.8.30 原油

原油価格横ばい 4日間続伸後

2019.8.30 oil

原油価格は金曜日、ほぼ横ばい。

WTI原油先物は、日本時間11時10分、前日終値より14セント安い、56.57ドルとなっている。

米中貿易戦争が長引く中、世界景気の後退懸念が、原油価格の下押し圧力となっているようだ。

一方、先週の米原油在庫が大幅減となったことなどが、原油価格の支えとなっていると見られる。

米ハリケーン接近 原油価格を押し上げるか

米中貿易戦争の長期化で原油需要が減少するとの懸念から、原油価格は上値が重い状況が続いている。

中国商務部は29日、米中は9月に通商協議を予定しているが、進展するかどうかは米国が譲歩するかにかかっている、との考えを示した。

一方、米フロリダ州に接近しつつあるハリケーン「ドリアン」の影響で、メキシコ湾での産油量が減少する恐れが高まっている。

「ドリアン」は今週末にフロリダ州の大西洋岸に上陸した後、来週にはメキシコ湾東部へ進む見込み。日曜日には危険性の高いカテゴリー4の勢力に発達すると予想されている。

先月には、ハリケーン「バリー」の接近によりメキシコ湾での原油採掘の74%が停止し、米原油価格を押し上げた。

また、水曜日発表された先週のEIA米原油在庫は、前週比で1000万バレル減となった。ガソリン在庫と中間留分在庫も、それぞれ200万バレル以上減少した。

WTI原油先物の受け渡しが行われるオクラホマ州クッシング在庫は、前週比約200万バレル減となり、昨年12月以来の低い水準まで落ち込んだ。

ジェンスコープのレポートによると、今週はさらに少なくとも30万バレル減少しているようだ。

これは、シェールオイルの一大産地であるパーミアン盆地から、メキシコ湾岸に通じるパイプラインが開通したことで、クッシング在庫への供給が大幅に減少したことが一因とみられる。

先週の米産油量は、日量1250万バレルに達している。パイプライン開通による需給の変化は、原油価格にも影響する可能性がありそうだ。


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