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逆イールドの深まり 景気後退懸念強まる

金価格高止まり 先行き不透明感強く

2019.8.29 gold

金価格は木曜日、ほぼ横ばい。

NY金先物は、日本時間13時34分、前日終値より3.9ドル高い、1553.0ドルとなっている。

ドル高と利益確定の売りが、金価格の下押し圧力となっているとみられる。

一方、米中貿易戦争や景気後退懸念により、安全資産の金価格は高止まりしているようだ。

逆イールドの深まり 景気後退懸念強まる

先行き不透明感が強い中、安全資産の金需要は、引き続き強いようだ。

金と同じく安全資産とされる国債も買われており、国債利回りの低下も続いている。米30年債利回りとドイツ10年債利回りは28日、史上最低値を更新した。

また、景気後退のシグナルとされる、米国2年債利回りと10年債利回りの逆イールドも深まっている。

通常は10年債利回りの方が高くなるが、それが逆転し、28日は2年債利回りが1.512、10年債利回りが1.478で引けている。

RJOフューチャーズのシニア市場ストラテジスト、ボブ・ハーバーコーン氏は「逆イールドや、FRBの姿勢を見れば、 金価格の下げは、 押し目買いですぐ戻されるだろう」と指摘している。

9月には、FRBが追加の利下げを行うと見込まれている。利下げは、金利のつかない金の保有コストを相対的に減らすとともに、ドル安につながりやすく、金価格にとっては強材料となる。

FF金利先物市場では、9月のFOMCで25ポイントの利下げが行われる可能性を91%と予測。来年中には現行金利から100ポイント引き下げられると見込んでいるようだ。

また、ブレグジットも注目を集めている。ジョンソン英首相が、10月末の離脱期限を前に、1か月以上議会を閉会とすることを決定。「合意なき離脱」の可能性が一段と高まったとみられている。

米中貿易戦争も含め、先行きの不確実性は依然として高く、金需要は強い状況が続きそうだ。


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