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米中戦争の影響 シェール生産も減少へ? 

2019.8.25 原油

原油価格下落 米中貿易戦争激化で

2019.8.25 oil

原油価格は金曜日、下落。

WTI原油先物は、前日終値より1.38ドル安い、53.97ドルで取引を終えた。

中国が米国からの原油輸入に関税を課すことを発表し、原油価格に下押し圧力がかかったようだ。

FRBも懸念する米中貿易戦争の激化により、原油価格は2週間ぶりの安値まで落ち込んでいる。

米中戦争の影響 シェール生産も減少へ? 

中国は米国産原油に対し、9月1日から5%の関税をかけると発表した。

これを受けてトランプ米大統領は、2500億ドル相当の中国製品に課している関税を、現在の25%から10月1日以降30%へ引き上げると発言。

さらに、9月1日発動の3000億ドル相当の中国製品への関税を、10%から15%に引き上げるとした。

米中による関税の掛け合いが始まって1年以上が経過し、金融市場の混乱も続いている。今週も両国による通商協議が行われているが、双方とも妥協を拒んでおり、解決への道筋は見えないままだ。

米エネルギー省と国勢調査局のデータによると、米国の原油輸出量のうち、中国への輸出量はおよそ6%を占めている。

RBCキャピタル・マーケッツのエネルギーストラテジスト部長、マイケル・トラン氏は「今回、中国はトランプ氏の支持層でもある米石油業者に狙いを定めたようだ」と指摘。

同氏は「世界で最も原油輸入を拡大している、中国市場の代わりを見つけるのは困難だ。原油需要への影響も出るだろう」とも述べている。

一方で、リポウ石油アソシエイツのアンディ・リポウ社長は「中国はWTI原油の輸入をブレント原油や中東産原油に切り替えようとしており、結果として米国産以外の原油需要が伸びる」と述べている。

また、米ベイカー・ヒューズ社発表の、先週の米リグ稼働数は前週比16基減となっている。

米中貿易戦争のあおりで、拡大を続けてきた米シェール生産の勢いも失われつつあるのかもしれない。


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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

 

 

 

 

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