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米原油在庫減 燃料油在庫は増加

2019.8.22 原油

原油価格横ばい 需要減懸念が重しに

2019.8.22 oil

原油価格は木曜日、ほぼ横ばい。

WTI原油先物は、日本時間12時18分、前日終値より4セント安い、55.72ドルとなっている。

水曜日発表のEIA統計で、米原油在庫が減少に転じたことが、原油価格の支えとなったようだ。

一方、景気後退による原油需要の減少懸念が、引き続き原油価格を下押ししているとみられる。

米原油在庫減 燃料油在庫は増加

EIAが水曜日発表した先週の米原油在庫は、前週比270万バレル減と、2週間ぶりに減少に転じた。

市場予測の190万バレル増と比べ原油在庫は大幅な減少となったが、ガソリンなど燃料油在庫の増加もみられたため、原油価格への影響は少なかったようだ。

リッターブッシュ・アンド・アソシエイツのジム・リッターブッシュ社長は「ガソリンと、中間留分の需要の停滞が、年内は続きそうだ」と述べている。

また、世界景気の先行き不確実性が大きくなり、原油需要の減少も懸念されている。

サクソバンクの商品戦略責任者、オレ・ハンセン氏は「景気後退リスクが払しょくされない限り、原油価格はもう一段安もあり得る」と指摘している。

世界の景気後退懸念に対し、パウエルFRB議長がどのような発言をするのか、23日のジャクソンホール会議での講演に注目が集まっている。

一方で、米国とイランの緊張の高まりが注目されている。

イランのロウハニ大統領は21日、イランの原油輸出がゼロにされることがあれば、世界の水路の安全は保証できない、と、イランに制裁を課している米政府を牽制した。

同時に、イランのザリフ外相は「イランはトランプ政権の政策に対して、予測できない行動に出るかもしれない」と発言している。

景気先行きが不透明な中、大幅な供給減につながる出来事がなければ、原油価格は停滞が続きそうだ。


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