原油価格横ばい 前日の反騰後
原油価格は火曜日、ほぼ横ばい。
WTI原油先物は、日本時間12時22分、前日終値より12セント安い、56.09ドルとなっている。
イエメンの武装組織が先週末、サウジの石油施設を攻撃したと伝わり、原油価格を押し上げたようだ。
一方、各国の経済政策により景気が下支えされるとの期待も、原油価格の支えとなったとみられる。
景気回復への期待 地政学リスクも
WTI原油先物価格は月曜日、前週終値から2.44%上昇し、56.21ドルで引けた。
米政府が、ファーウェイ制裁の猶予措置を延長するなど、米中貿易戦争への懸念が若干和らいだことを受け、株価とともに原油価格も押し上げられたようだ。
また、中国の金利改革発表など、各国の景気刺激策への期待から株価が回復し、景気後退懸念によって押し下げられていた原油価格も上昇したとみられる。
プライス・フューチャーズ・グループのアナリスト、フィル・フリン氏は「景気後退懸念は、誇張されすぎていた。市場はそれに気づき始めたようだ」と述べている。
景気回復への期待とともに、地政学リスクの高まりも、原油価格の支えとなっているようだ。
先週土曜日には、イエメンの武装組織フーシによる攻撃によりサウジの石油施設で火災が起きたと伝えられた。
サウジの国営石油会社サウジアラムコは、今回の攻撃による生産への影響はないとしているが、高まる中東の緊張により、原油の供給不安が意識されたようだ。
また、英領ジブラルタルが7月に拿捕したイランのタンカーを解放したと伝えられているが、イランは米国が再びイラン船の拿捕を試みないよう警告しており、緊張状態が続いている。
一方、OPECの8月月報で2019年の世界の原油需要が下方修正されたことが、原油価格の上値を抑えたとみられる。
世界景気の先行きによる原油需要への影響と、地政学リスクによる供給途絶懸念が、今後の原油価格を左右することになりそうだ。
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