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景気見通し改善へ? 地政学リスクにも注目

2019.7.30 原油

原油価格続伸 FRB利下げ期待で

2019.7.30 oil

原油価格は火曜日、やや上昇。

WTI原油先物は、日本時間11時19分、前日終値より35セント高い、57.22ドルで取引を終えた。

FRBの利下げによる景気回復期待が、原油価格を押し上げる要因となっているようだ。

一方、依然として中東の緊張が高いことも、原油価格を支えているとみられる。

景気見通し改善へ? 地政学リスクにも注目

アゲイン・キャピタルのジョン・キルダフ氏は「FOMCなどのイベントを控え、今週の値動きは足踏み状態が続いている」と指摘している。

トランプ米大統領は「小幅な利下げでは不十分だ」と発言し、市場はFRBが10年以上行っていなかった利下げに踏み切るのを待っているようだ。

また、米中通商協議が30・31日に予定されているが、トランプ氏が「中国は2020年米大統領選までは協定にサインをしないだろう」と発言したこともあり、期待は低いようだ。

リッターブッシュ・アンド・アソシエイツのジム・リッターブッシュ氏は「米中協議の再開はそれほどではないが、FRBの決定やコメントが原油価格を押し上げる可能性がある」と述べている。

一方、世界の原油の約5分の1が通過すると言われるホルムズ海峡付近で、緊張が高い状態が続いていることも、原油価格の支えとなっているようだ。

特にイランが英タンカーを拿捕した事件以降は、イランと欧米との緊張が高まっているようだ。

また、ロイターによると、イランから中国への原油輸出量は6月、前年比でおよそ60%減少している。原油輸出はイランの主要な収入源であり、米制裁がイラン経済に大きな打撃となっているようだ。

景気の見通しが上向く、あるいは中東の緊張がさらに高まる事態があれば、原油価格は押し上げられる可能性があり、注視しておく必要がありそうだ。


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遠藤 結香

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