米リグ数減少 メキシコ生産減も

米リグ数減少 メキシコ生産減も

原油価格小幅に上昇 米経済データ受け

2019.7.28 oil

原油価格は金曜日、やや上昇。

WTI原油先物は、前日終値より18セント高い、56.20ドルで取引を終えた。

予想より強い米経済データを受けて原油需要の改善期待が広がり、原油価格の強材料となったようだ。

一方、中東で原油供給が阻害される可能性が高まっていることも、原油価格を支えたとみられる。

米リグ数減少 メキシコ生産減も

先週のブレント原油価格は週足で1.7%、WTI原油は1.2%の上昇となった。

26日発表の4~6月期米実質GDP速報値は、前年比2.1%増と1~3月期から伸びが鈍化したものの、市場予想は上回った。中でも個人消費は、予想4%増に対し4.3%増の大幅増となった。

景気減速懸念がやや和らいだことにより、原油価格も一定のサポートを得たようだ。

アゲイン・キャピタル・マネジメントのジョン・キルダフ氏は「全体としてはポジティブなデータだ。GDPは予想を上回り、個人消費は一気に増えたが、企業の設備投資はかなり弱かった」と述べている。

ただ、アジアや欧州の景気減速が、原油需要を押し下げるとの見方も根強い。

一方中東では、イランが英タンカーの解放を拒否したと伝えられるなど、高い緊張状態が続いている。

また、先週の米リグ稼働数が4週連続の減少となったこと、メキシコの国営石油会社ペメックスの原油生産量が前年同期比10%減少したことなども、原油価格を押し上げる要因となったようだ。

トラディション・エナジーのジーン・マクギリアン氏は「原油市場では景気後退による需要減と中東の地政学リスクによる供給減の可能性が、価格の動きを打ち消し合っている」と指摘している。

来週には、5月の中断以降初の米中通商協議が予定されている。ポジティブな材料が出てくれば、原油価格は再び押し上げられる可能性もありそうだ。


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