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くすぶる景気後退懸念 OPEC生産量は低下

2019.7.8 原油

原油価格ほぼ横ばい 地政学リスクが下支え

2019.7.8 oil

原油価格は月曜日、ほぼ横ばい。

WTI原油先物は、日本時間15時13分、前日終値より27セント安い57.46ドルとなっている。

地政学リスクの高まりや景気回復への期待が、原油価格の支えとなっているとみられる。

一方、米中貿易戦争が原油需要を押し下げるとの懸念が、原油価格の重しとなっているようだ。

くすぶる景気後退懸念 OPEC生産量は低下

金曜日発表の米非農業部門雇用者数は市場予想を上回る前月比22.4万人増だった。直近の5ヶ月で最も大きな伸びとなり、米経済の堅調さを示したと言えそうだ。

バンガード・マーケッツのスティーブン・イネス氏は「原油価格は、米雇用統計が予想以上によかったことに支えられたようだが、景気後退懸念は根強い」と述べている。

先行きの見えない米中貿易戦争が世界景気後退を招き、原油需要を損なうという懸念は、引き続き原油価格の強い下押し要因となっているようだ。

また、月曜日発表の5月の日コア機械受注前月比が、4か月ぶりのマイナスとなったことで、貿易問題が企業の設備投資に悪影響を与えつつあるという懸念も広がっている。

一方で、米・イランの緊張の高まりが、原油価格を支える要因となっているとみられる。

イランは日曜日、ウラン濃縮を加速させ、2015年の核合意で定められた上限よりも引き上げると発表。これに対しトランプ米大統領は、イランに対し「気をつけろ」と警告。

また、ロイターの調査によると、OPECの6月の産油量は日量2960万バレルと前月比17万バレル低下。ここ5年の最低水準を更新したようだ。

サウジがやや増産に転じたものの、イランやベネズエラの生産減がそれを上回っているとみられる。

生産減や地政学リスクが原油価格を支え、景気後退懸念が下押しする状況が続く中、景気改善の兆しや供給途絶懸念が顕在化した時には、一気に動き出す可能性もありそうだ。


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