広がる景気後退懸念 利下げ観測も強く

広がる景気後退懸念 利下げ観測も強く

金価格高止まり 安全資産の金買い進む

2019.6.6

金価格は木曜日、高止まり。

NY金先物は、日本時間16時12分、前日終値より2.9ドル高い1336.5ドルとなっている。

前日は一時、1350ドル近くまで上げる場面もあったが、少し落ち着いたようだ。

景気後退懸念や、FRB利下げ観測が、金価格を支えているとみられる。

広がる景気後退懸念 利下げ観測も強く

ジェローム・パウエルFRB議長は火曜日、米中貿易戦争が続く中、米経済の拡大を続けるために必要なことをする、と発言。米金利先物市場では、年内の利下げ可能性が98%まで上昇した。

利下げは、経済の下支え要因になると同時に、金利のつかない金価格を押し上げる要因にもなる。

ただ、金価格の逆の動きになりやすいドル指数は、米メキシコ貿易協議への期待と、米非製造業PMIの回復を受けてやや戻しているため、金価格の上値も重くなっていると見られる。

米・メキシコ貿易協議は木曜日も継続され、関税回避に向けた話し合いが行われるとみられる。水曜日にはトランプ米大統領が、メキシコの移民対策について「不十分だ」とツイートしている。

一方、水曜日発表のADP5月雇用統計では、民間部門雇用者数が予想を下回り、約9年ぶりの小幅な伸びとなり、再び景気後退懸念が意識されたようだ。

また、IMFは水曜日、米中貿易戦争による経済損失が、4550億ドルにのぼる、との試算を公表した。

テクニカル面では、貴金属アナリストのウォルター・ペオウィッチ氏は「金は1365ドルを突破できるかどうかがポイントとなる。もし超えられなければ、大規模な利確売りが出るだろう」と述べている。

景気後退懸念がくすぶる中、安全資産の金買いも、じわじわと拡大していきそうだが、急騰後の利食いにも注意する必要がありそうだ。


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