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米軍の中東追加派遣 原油下げすぎの声も

2019.5.28 oil

原油価格横ばい 中東緊張感高まる

2019.5.28 oil

原油価格は火曜日、ほぼ横ばい。

WTI原油先物は、日本時間11時15分、前日終値より12セント安い59.12ドルとなっている。

中東地域の緊張感の高まりが、原油価格の上昇圧力となっているようだ。

また、OPEC+の減産や、ロシア産原油の汚染問題も、原油価格を支えているとみられる。

米軍の中東追加派遣 原油下げすぎの声も

米政府は金曜日、米軍の中東への追加派遣を発表し、原油供給途絶の懸念から原油価格は上昇。

また、ロイターの調査によると、原油汚染問題を受けてロシアの産油量は減少を続けているようだ。

ブレント原油先物は逆鞘の状態が続いており、足元の需給は相当ひっ迫しているとの見方もある中、OPECは増産を急ぐつもりはないようだ。

クウェートのファデル石油大臣は「我々は(減産を)続けるべきだと考えている。そうすることで、2019年後半から年末にかけて、市場は均衡に向かうだろう」と述べている。

一方、米中貿易戦争の影響で世界景気が減速し、石油需要の伸びが鈍化するとの懸念から、原油価格に下落圧力がかかっているとみられる。

ただ、需給のひっ迫要因に比べ、米中貿易戦争などの影響が、原油市場で過大に評価されているとみる専門家もいる。

国際シンクタンク顧問も務めるシリル・ヴィダースホーヴェン博士は「中国政府は、5か年計画を達成するためには米国との関係改善が必須だろうし、再選を目指すトランプ大統領にとっても、今後の景気後退は望ましくないだろう。米中貿易戦争は解決に向かうと考えるのが妥当だ」と述べている。

また同氏は「ベネズエラやイランに加え、イラク、スーダン、リビア、アルジェリアなどでも供給減の恐れがある。米シェールは機動的な増産が難しいため、突然の供給途絶には対応できない」とも指摘。

年末にかけて、需給の引き締まりと供給途絶懸念が、原油価格を急騰させる可能性もありそうだ。


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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

 

 

 

 

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