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高まる供給途絶リスク 中東以外にも?

2019.5.17 oil

原油価格続伸 中東情勢の緊迫化で

2019.5.17

原油価格は金曜日、ほぼ横ばい。

WTI原油先物は、日本時間12時20分、前日終値より13セント高い63.27ドルとなっている。

中東地域の緊張感の高まりが、原油価格を押し上げているとみられる。

また、ガソリン需給のひっ迫や、株価の回復なども、原油価格の強材料となっているようだ。

高まる供給途絶リスク 中東以外にも?

サウジ主導の連合軍は16日、イエメンの武装組織「フーシ」が支配する首都サヌアに、空爆を行った。イランの支援を受ける「フーシ」が、14日にサウジの送油施設を攻撃したことへの報復とみられる。

サウジアラビアの国防副大臣は、送油施設への攻撃はイランの指示だったとして、イランを非難した。12日には、UAE沖を航行中だった4隻の商業船舶が、何者かによる攻撃を受けたばかり。

中東の緊迫化を受け、米国務省は15日、イラクの首都バグダッドのアメリカ大使館職員に出国を指示。

相次ぐ武力行使によって中東の緊張感が高まる中、同地域からの供給途絶懸念も高まっている。

プライス・フューチャーズ・グループのアナリスト、フィル・フリン氏は「この種の緊張の高まりは、久しくなかった。報復の連鎖が続けば、原油の供給途絶の可能性も高まる」と述べている。

一方、内戦が続くリビアや、米制裁下にあるベネズエラからの供給途絶も懸念されている。ベネズエラでは、原油輸出前のアップグレード処理が、完全に停止したとも伝えられている。

今週末にはOPEC+の減産監視委員会が予定されており、イラン情勢や協調減産の継続などについて協議される見通し。地政学リスクが高まる中、これまで以上にOPECの動向に注目が集まりそうだ。


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遠藤 結香

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