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米中協議の裏で 高まる地政学リスク

原油価格横ばい 強弱材料が混在

2019.5.12

原油価格は金曜日、ほぼ横ばい。

WTI原油先物は、前日終値より11セント高い61.71ドルで取引を終えた。

引き続き、米制裁などによる供給不足懸念が、原油価格を支えているようだ。

一方、米中協議が不調に終わったことで、原油価格にも強い下落圧力がかかっているとみられる。

米中協議の裏で 高まる地政学リスク

年初来上昇を続けてきた原油価格にも、米中貿易戦争の激化でブレーキがかかったように見える。が、原油の下げは一時的と見る専門家もいる。

バークレイズ証券のアナリスト、アマルプリート・シン氏は、今年7-9月期のWTI原油価格を67ドル、ブレント原油価格を74ドルと予測し、前回の見通しからそれぞれ4ドル引き上げた。

同氏は、需要が高まるドライブシーズンを前に、イランの原油輸出量の減少や、サウジの大幅な減産、米ガソリン在庫が低水準となっていることなどが、原油価格を押し上げると指摘した。

また、米連邦海事局(MARAD)は10日、イランがペルシャ湾周辺のオイルタンカーなどを攻撃目標とする可能性がある、との警告を出した。

MARADは「5月初旬以降、米国や同盟国の船舶などに対しイランが攻撃を加える恐れが高まっている。米軍艦の他、商業船舶も標的となる可能性がある」とし、11月初旬まで警戒するよう呼びかけた。

ブライアン・フック米イラン特使は「米国とその同盟国に対するいかなる攻撃に対しても、武力行使をもって報いる」と述べた。

一方、イランは水曜日、核合意履行の一部停止を発表。60日以内に、合意当事国が米制裁からイランの原油輸出などを守る行動をとらない限り、ウラン濃縮を再開するとした。

米国とイランの緊張感は、米国がイラン産原油輸入の全面禁止を決定して以降、急速に高まっている。今後の情勢に注目が集まりそうだ。


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