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米、対中関税引き上げ 金価格を押し上げるか

2019.5.10

金価格続伸 米中協議に注目集まる

2019.5.10

金価格は金曜日、やや上昇。

NY金先物は、日本時間14時51分、前日終値より2.8ドル高い1287.6ドルとなっている。

米中貿易戦争の過熱により、安全資産の金に資金が集まっているようだ。

また、ドル指数がやや下げたことも、金価格の支えとなったとみられる。

米、対中関税引き上げ 金価格を押し上げるか

加熱する米中貿易問題を解決するための米中閣僚級協議は、1日目を終えた。

2日目が始まる前の金曜日午前0時1分(EST)に、米国は2000億ドルの中国製品に対する関税を、予定通り10%から25%に引き上げた。

これを受け、世界景気の後退懸念から、金価格は上昇に転じたようだ。

金は、日本円や米国債とともに、政治、金融危機の際、比較的安全な投資先とされている。

リスク回避の動きが金価格を支える一方、日本円やスイスフランに買いが入っており、金価格は小幅な上昇にとどまっている。

ナショナル・オーストラリア銀行のエコノミスト、ジョン・シャルマ氏は「米中貿易協定については、今後も一定の不確実性があると考えらえれるため、金価格が下がれば買い場と言える」と述べている。

また、ワールド・ゴールド・カウンシルが発表した、2019年第1四半期の世界の金需要は、前年同期比145.5トン(68%)増となっている。引き続き、金価格は下がりにくい状況と言えそうだ。

金価格は底堅い一方で、上値も重い。新たな材料が出てこない限り、レンジ相場が続きそうだ。


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遠藤 結香

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