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米中協議に注目 供給減の材料も

2019.5.9

原油価格横ばい 株価下落の影響か

2019.5.9

原油価格は木曜日、ほぼ横ばい。

WTI原油先物は、日本時間15時00分、前日終値より22セント安い61.77ドルとなっている。

水曜日発表の米原油在庫が予想に反して減少したことなどが、原油価格を支えたようだ。

一方、米中貿易戦争の激化による株価下落などが、原油価格の上値を抑えているとみられる。

米中協議に注目 供給減の材料も

原油価格は今週、米中貿易戦争の過熱により、強い下落圧力がかかっているとみられる。

ただ、ホワイトハウスのサラ・サンダース報道官は水曜日、中国が貿易協定締結に前向きであることを示唆したと発言。週末の米中協議で両国が合意できれば、貿易戦争は収束へ向かう可能性もある。

また、EIAが水曜日発表した米原油在庫は、前週比約400万バレル減の4.66億バレルとなった。

リッターブッシュ&アソシエイツのジム・リッターブッシュ社長は「過去2週間で積みあがった米原油在庫は、消化局面に入った。今週のデータによって、弱材料は取り除かれたと考えている」と指摘。

さらに米政府は水曜日、近くイランへの追加制裁を行うと発表し、イランと取引を続けようとしている欧州をけん制した。

ロイターによると、中国は制裁除外措置の期限が切れる直前の4月、通常の倍近い80万バレルのイラン産原油を輸入したようだ。5月以降は中国もイランからの輸入を大幅に減らす可能性が出てきた。

一方、4月末から、大量のロシア産原油が有機塩化物で汚染されていたことが分かり、欧州の輸入国が受け取りを拒否している。ロシアのエネルギー相は水曜日、問題解決は5月後半になる、と発言。

原油の供給減につながる材料が原油価格を支えているとみられるが、週末の米中協議の結果が、今後の原油価格に大きな影響を与えることになりそうだ。


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遠藤 結香

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