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米リグ稼働数増加 シェール産業の展望

2019.4.14

原油価格下げ止まり 供給減懸念が支え

2019.4.14

原油価格は金曜日、下げ止まり。

WTI原油先物は、前日終値より5セント高い63.76ドルで取引を終えた。

ベネズエラやイラン、さらにリビアでの軍事対立で、原油市場のひっ迫が意識されているとみられる。

また、中国経済データの好転が原油需要減の懸念を和らげたことも、原油価格の支えとなったようだ。

米リグ稼働数増加 シェール産業の展望

米リグ稼働数は2週連続で上昇。ベイカー・ヒューズ社が金曜日発表したリグ稼働数は、前週比2基増の833基だった。

米リグ稼働数は、将来の産油量の先行指標とされる。前年同期比では18基増となっている。

大手企業が新規投資を増やす一方、独立系産油業者は昨年末から、新規投資による生産増よりも、新規投資を削って利益を伸ばすことに注力しているようだ。

コーウェン社が今週発表した実態調査によると、2019年の米シェール業者の新規投資は、前年比約5%減の810億ドルとなる見込み。特に独立系の企業は、前年比11%減の見込みとなっている。

シェールオイルの一大産地であるパーミアンで最大のシェール業者の一つ、パイオニア・ナチュラル・リソーシーズや、ラレド石油は、人員削減に踏み切ったと伝えられている。

また、石油大手シェブロンは金曜日、米シェール部門を強化するため、アナダルコ石油を330億ドルで買収すると発表した。

一方、4月のIEA石油市場レポートでは、OPEC非加盟国の2019年の産油量を、前年比170万バレル増と予測。2018年は280万バレル増で、米国を含む産油国による増産の勢いが弱まる見通しとなった。

米シェール業界は、再び岐路に差し掛かっているようだ。業界再編により、米産油量がどのように変化するのかが注目される。


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