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協調減産延長へ 迫る供給不足の足音

2019.3.22

原油価格横ばい 前日には60ドル超え

2019.3.22

原油価格は金曜日、ほぼ横ばい。

WTI原油先物は、日本時間16時14分、前日終値より9セント高い59.96ドルとなっている。

前日記録した年初来高値の60.39ドルからはやや下げたが、同水準での推移となっている。

原油価格を支えているのは、OPEC+の減産と、イラン・ベネズエラに対する米制裁とみられる。

協調減産延長へ 迫る供給不足の足音

OPEC+の減産によって、原油価格は昨年末から上昇を続けているが、RBCキャピタル・マーケッツは、原油価格は「まだOPEC加盟国の採算ラインには達していない」と指摘している。

RBCは「サウジは米国からの圧力にも揺らいでいない。ロシアは産油国のリーダーとしての立場を維持したい。最終的には、6月の総会で、2019年末までの減産期間延期を決定するだろう」と述べている。

OPEC+の減産以上に原油価格を押し上げているのが、米国によるイランとベネズエラへの制裁だ。

ロイターによると、イランの3月の原油輸出量は、平均で約100万バレルとなっている。前月は約130万バレル、制裁開始前の昨年4月は少なくとも250万バレルだった。

また、300万バレルを超えていたベネズエラの産油量は、今や100万バレル程度まで落ち込んでいる。先週の米国への原油輸出は、ついにゼロになったとも伝えられている。

一方、米連邦裁判所は今週、気候変動に配慮していないとして、米国ワイオミング州での石油・ガスの掘削を一部差し止める判決を出した。

米トランプ政権は、掘削業者へ積極的に国有地の貸し出しを行ってきたが、今回の判決で、方針転換を迫られることになりそうだ。

米産油量も頭打ちとなれば、いよいよ供給不足懸念が加速することになるかもしれない。


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