強弱材料が混在 原油価格の見通しは?

強弱材料が混在 原油価格の見通しは?

原油価格上昇 米原油在庫増が重し

2019.3.7

原油価格は木曜日、小幅に上昇。

WTI原油先物は、日本時間16時02分、前週終値より8セント高い56.27ドルとなっている。

OPEC主導の協調減産と、イラン・ベネズエラへの米制裁が、原油価格を支えているようだ。

一方、EIAの発表で米産油量が高い水準を維持し、原油在庫も増加したことが、上値を抑えた模様。

強弱材料が混在 今後の見通しは?

水曜日発表のEIAのデータで、先週の米原油在庫は、前週比710万バレル増の452.93バレルとなった。前週の大幅減の後、もとの水準まで回復したようだ。

一方で、ベネズエラの国営石油会社PDVSAは今週、海上緊急事態を宣言したと伝えられた。タンカーと人員の不足により、さらに原油輸出が難しくなっているようだ。

フィッチ・ソリューションズ・マクロ・リサーチ社(FSMR)のアナリストは、最新のレポートで、2019年ブレント原油価格の見通しを、前回のレポートから2ドル引き下げ、73ドルとした。

また、2020年のブレント原油平均価格は80ドル、2022年は85ドルと予想している。

FSMRは「基本的に強気相場は変わらないとみている。減速するとはいえ、プラスの成長が見込まれる世界経済や、OPECの減産が、原油価格を押し上げるだろう」と述べている。

OECDは今週水曜日、今年の世界経済成長率見通しを3.3%と発表し、昨年11月時点の見通しから0.2%下方修正した。

米産油量とOPEC諸国の減産、世界の原油需要など、原油の需給に関する材料が、引き続き原油価格に大きく影響することになりそうだ。


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