地政学リスクの高まり 金価格を押し上げるか?

地政学リスクの高まり 金価格を押し上げるか?

金価格下落 ドル反発の影響か

2019.2.28

金価格は木曜日、前日の下落後、ほぼ横ばい。

NY金先物は、日本時間16時21分、前日終値より5セント安い1321.2ドルとなっている。

ライトハイザー米通商代表の発言が、米中協議への期待を損ない、ドルが買われ金が売られた模様。

一方、地政学リスクの高まりや先行きの不透明感が、引き続き金価格を支えているようだ。

地政学リスク高まり 金価格を押し上げるか?

ライトハイザー氏は議会聴聞で「米中貿易協議の結果を予測するのは尚早で、たとえ米中で貿易協定の締結ができたとしても、数年は中国製品への関税措置の可能性は維持するべきだ」と述べた。

米中貿易戦争の影響が長期に及ぶ場合、景気後退懸念から金価格が上がりやすくなる一方で、ドル高になりやすく、金にとって弱材料にもなり得る。

ナショナルオーストラリア銀行のエコノミスト、ジョン・シャーマ氏は「総合的に見て、FRBのハト派姿勢と各国中央銀行の買入によって、金価格は調整後に再び上昇するだろう」と述べている。

パウエルFRB議長は水曜日の議会証言で、FRBが、4兆ドルに及ぶ保有資産の縮小を停止するつもりだと発言した。利上げについては、「慎重に行う」と繰り返した。

また、インドとパキスタンの軍事的緊張の高まりも注目されている。

今月14日、両国が領有権を争うカシミール地方で起きた自爆攻撃で、インドの治安部隊員40人あまりが死亡して以降、緊張は高まり続け、27日には両国が互いの戦闘機を撃墜したと発表した。

米朝会談の失敗も伝えられており、地政学リスクの高まりから金の買い入れが加速する可能性もある。


本投稿は将来の利益を保証したり、約束したものではありません。また商品先物取引は、元本および利益が保証されている取引ではございません。証拠金に比べて、大きな金額の取引を行うため、ハイリスク、ハイリターンの取引になります。お取引の判断は自己責任にてお願いいたします。

News【ゴールド】カテゴリの最新記事