原油価格は小幅な値動き 供給不足懸念広がる

原油価格は小幅な値動き 供給不足懸念広がる

原油価格は停滞 小幅な値動き続く

2019.2.12

原油価格は火曜日、小幅に上昇。

WTI原油先物は、日本時間17時45分、前日終値より32セント高い52.77ドルとなっている。

OPEC+の減産や、米国のイラン・ベネズエラに対する制裁が、原油価格を押し上げている模様。

一方、景気減速による需要減への懸念が、原油価格の上値を抑えているようだ。

ベネズエラの生産減 重質油不足招く?

OPEC+による減産に加え、米国によるベネズエラ、イランに対する制裁によって、原油の需給はひっ迫しつつあると指摘するアナリストが多くなっているようだ。

JPモルガンは週刊レポートで「最近の原油価格は、供給サイドのリスクが反映されていない。米中貿易協議に注目が集まる一方、ベネズエラの供給減によるリスクが無視されているようだ」と述べている。

さらに、万が一、米中協議がうまくいった場合は「需要増による需給のひっ迫と、地政学リスクによる供給不足という大きな問題に市場は直面することになるだろう」としている。

一方、モルガンスタンレーは「米国産原油はおおむね軽質油であり、シェール増産によってガソリンの供給が過剰気味になっている」と述べている。

実は、米国はベネズエラから主に重質油を輸入しており、米国内では、制裁による重質油不足の懸念が高まっているようだ。

また、2020年1月、IMO(国際海事機関)による船舶燃料に関する国際的な規制が厳しくなる。規制に適合する船舶燃料を作るには、重質油が適しているとされている。

来年に向けて、この重質油の供給不足が深刻になる可能性がある。今後の原油価格にも、大きな影響を与えるかもしれない。


本投稿は将来の利益を保証したり、約束したものではありません。また商品先物取引は、元本および利益が保証されている取引ではございません。証拠金に比べて、大きな金額の取引を行うため、ハイリスク、ハイリターンの取引になります。お取引の判断は自己責任にてお願いいたします。

News【原油】カテゴリの最新記事