市場の無関心 迫る需給ひっ迫

市場の無関心 迫る需給ひっ迫

EIA在庫統計(10月31日発表)

水曜日発表のEIA原油在庫統計で、米原油商業在庫は前週比320万バレル増となった。

6週連続の在庫増に市場はかなり弱気となっているように見える。

しかし、米戦略石油備蓄は150万バレル減、ガソリン在庫は320万バレル減、留出燃料在庫は410万バレル減と、大幅な減少となった。

これは、多くの製油所がメンテナンス期間で、原油処理量が減っていることが主な原因とみられる。

製油所の再稼働ラッシュとなる今月以降は、原油の処理量が一気に増え、需給がひっ迫する可能性が高まっているといえる。

強い石油需要

ゴールドマンサックスは木曜日、今年末のブレント原油価格予測を80ドルで据え置いた。

その理由について「2018年の石油需要は、予想をわずかに下回るものの増大傾向が続く。中国の石油需要も、景気減速観測にもかかわらず回復基調にある。」とコメントしている。

また、2019年世界の石油需要は、下方修正されているものの、OPECが130万バレル増、IEAが140万バレル増を見込んでいる。

一方、原油生産余力が世界の需要の2%以下の水準になっていることがIEAによって警告されている。

個別の材料に市場が振り回されている間に、石油供給不足が目の前に迫っているのかもしれない。


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