原油の需給、実情は? アナリストが徹底解説!

原油の需給、実情は? アナリストが徹底解説!

アジア市場の在庫不足が現実に

イラン産原油の主要な輸出先であるアジア市場の原油在庫不足が明らかになった。

リフィニティブ・アイコンのデータによれば、シンガポール近海の海上原油集積所には現在大型タンカー4隻分の在庫があるのみとなっているようだ。

在庫がピークだった2016年半ばでも40隻、前年同時期で15隻分と、年々大幅な減少を見せており、現時点で需要に対して供給が十分でない可能性がある


リビアに再び供給不安材料

リビアの産油量は、6・7月主要港の閉鎖により一時激減したが、9月には100万バレル超えまで回復。

このまま順調に増産が続くかと思いきや、先週リビアの部族民グループがシャララ油田で「11月11日までに生活水準が改善されなければ油田の操業を停止させる」とデモに踏み切った。

イラン産原油の供給不足を補うことに貢献していたリビアだが、再び供給減に繋がりかねない状況に。

リビアのシャララ油田は、日量約30万バレルの生産能力があるといわれるが、過去にも暴動や誘拐事件、設備の爆破事件などにより常に危険にさらされている模様。

つまり現在リビアの原油生産は脆弱性を抱えており、安定した供給が期待できない状態と考えられる

世界の需要に対して供給が不足しつつあるとも言われる中、リビアの政情不安による供給不足が重なれば、原油相場上昇に繋がる材料になり得る。


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